Dyckia(ディッキア)の育て方
初めてディッキアを手にした方向けに、初心者用の育て方の解説をまとめてみました。ディッキアという植物自体は、基本的に強健で、個人的にはとても育てやすい植物だと思っています。ただ、色々なコツを知ると、さらに元気に、美しく育てることができると思います。僕はこれまで、先輩方から教えていただいたり、自分なりに工夫して実践しているやり方を色々と発信してきましたので、その内容(記事)をまとめてみました。
ディッキアってどんな植物?
ディッキアとは、南米産のブロメリアと呼ばれる多肉植物の一種です。
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ディッキアにはどんな特徴があるの?
ディッキアに関して言うと、種類が違っても、性質的な部分はかなり似通っていて、ほぼ共通だと思います。ただ、見た目的な特徴の違いはかなりあると思います。
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ディッキアにはどんな種類があるの?
ディッキアには、大きく分けると原種と交配種があります。原種は主に南米の地域に自生しており、交配種は、人工的な掛け合わせによって、各国の育種家さんによってかなりのパターンが作られており、現在でも増え続けています。
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ディッキアはどうやって育てるの?
① 置き場所
気温が10 度を越える時期は、日当たりが良く、風通しが良い場所がオススメです。
② 日光
しっかり根の張ったディッキアは、太陽を浴びせると、とてもよく成長します。ただし、ツヤ葉のタイプは、他に比べると若干葉焼けしやすいので、多少遮光した方が美しく育ちます。購入後や、植え替え直後の場合は、しばらく半日陰などで様子を見ながら徐々に直射環境に慣らしていくと、スムーズに成長する可能性が高いです。
③ 水やり
ディッキアはとても水を好む植物です。用土が乾いてきたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。ただし、根が無い株(ベアルート株)の場合は、上から水を与えると腐る可能性があるので、腰水にして発根を促し、しっかり根が張ってから通常の水やりに切り替えます。
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④ 植え替え・用土・肥料など
ディッキアを大きく育てたい場合は、成長に合わせて、元の鉢の一まわりから二まわりほど大きな鉢に植え替えます。その際の用土は、小粒の軽石・赤玉土・ひゅうが土などを均等に混ぜたものがオススメです。環境に合わせて、配合を色々工夫するのも楽しいと思います。ただし、あまり根を触ると、調子を崩すことが多いので、植え替えに影響がない限り根には手を加えない方がいいと思います。ディッキアは肥料がなくても元気に育ちますが、さらに成長速度を上げたい場合などは市販の固形緩効性肥料や、液肥などを規定量与えるのがよいと思います。
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⑤ ディッキアの子株
ディッキアは子株を出して増えることが多く、育てていると子株が顔を出すことがあります。ある程度のサイズになったら、根元から切り離し、用土に植え付けると、根を出し、新たな株として成長します。
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⑥ 冬越しについて
株のサイズ、コンディション、品種などにもよりますが、気温が10 度を下回るくらいになると、ディッキアは成長を止めます。そのまま屋外に出しておくと、葉が傷んだり、霜や雪、冷たい雨風の影響で、最悪枯れてしまうことがあります。冬期は、温室などがあればベストですが、そうでなければ、室内の暖かい場所で、植物用LED などを使用して育成するのがよいと思います。
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⑦開花、種子、実生について
ディッキアは成株になると、花芽を伸ばして、花を咲かせることがあります。時期的には、気温が変化するタイミングが多く、日本だとだいたい春と秋に開花することが多いです。
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うまく受粉して結実すると、種が採れます。ディッキアは人工授粉で結実しやすく、交配が行いやすいので、自分のオリジナル品種作りにチャレンジすることもできます。
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種子は比較的簡単に発芽させることができるので、種から育てる実生という楽しみ方もあります。
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⑧ディッキアの病気について
ディッキアは丈夫なので、特に暖かい時期は育てていてそんなに困ることはないんですが、僕が唯一体験した害虫被害がハダニでした。成長が緩やかになる、冬~春のはじめくらいの時期は要注意です。薬剤で予防ができるので、僕はしっかり対策をするようにしています。
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※素人の書いた物ですので、学術的には誤っている表記があるかもしれません、もしお詳しい方がいらっしゃいましたら、ご指摘・ご指導の程よろしくお願いします。
※もっとわかりやすい表現があれば、どんどん追記・変更していきたいと思います。
※2021年11月2日更新