ディッキアの育て方:ハダニ対策編
<はじめに>
ディッキアは丈夫なので、特に暖かい時期は育てていてそんなに困ることはないんですが、唯一困ってしまったのが、ハダニでした。詳しい先輩に色々教えていただいた内容で対策したところ、かなり効果があったので、参考になるかと思って記事にしてみました。
<ハダニ被害について>
↓2018年1月、冬期のディッキア・カリフォルニア。屋内で、ほぼ日照ゼロにしていたので、退色して緑色になっている。成長は完全にストップ中。一見、キレイな緑色だが、その裏では大変な事態が進行していた。。。
↓2018年4月初旬の様子。気温が安定してきたので、屋外で太陽に慣らしはじめた。葉が徐々に色づき、伸び始めたが、成長点付近にシミのような異変が!
ハダニは成長点の内側に入り込んで、できたての新葉に吸い付くらしい。ディッキアの成長した葉は硬く、ハダニもなかなか吸うことができないようで、柔らかい若葉がターゲットになるそう。
夏など、成長著しいときは、成長点に葉が留まらずにどんどん伸びるので、ハダニが吸う前に露出し、硬くなるが、冬など成長が止まっている時期は、成長点も動かず、葉の内側は外から見えないので、ハダニに狙われるのだと思う。
このときは、ハダニのこともよく知らず、葉焼けかと思い、対策も取らなかったので被害がさらに広がってしまった。
↓2018年4月中旬の様子。ハダニに吸われ終わった新葉が伸びてくるので、シミのようになったり、マダラになったり、とても汚くなってしまい、ショックを受けた。
このとき調べて、はじめてハダニの被害かもしれないと思い、詳しい方に対策を教えていただき、全株に薬剤を散布した(薬剤については後述)。
すでに株が成長し始めていたこともあり、これ以降、新たな被害は出なかった。それでも、一度跡がついた葉は回復することはないので、他の株を含め、かなりの被害が出てしまった。
↓2018年5月の様子。GW明けくらいから直射環境に移行したところ、成長が加速してきた。成長点からは、ハダニにやられていないキレイな葉が出てきた。色も赤から茶色に変化してきた。
↓2018年6月初旬の様子。気温も上昇し、雨水をたくさん浴びて、さらに成長してきた。成長点からは、太く、鋸歯も立派な新葉が次々に出てきた。子株もでき始めた。
↓2018年6月下旬の様子。新葉が成長し、赤紫に輝く美しい姿になってきた。ハダニの痕も、かなり目立たなくなってきた。ディッキアの成長力を見せつけられた気がした。
↓2018年7月初旬の様子。夏の気温と太陽を全力で浴びて、一気に成長した。新葉がボウル状に展開し、ハダニの被害は完全に気にならないレベルになった。
<ハダニ対策について>
↓ハダニ対策としては、ダニ太郎、バロックフロアブル、コロマイト乳剤という3つの薬剤を二ヶ月おきにローテーションしながら散布している。ハダニは薬剤に耐性がつくそうなので、ローテーションが必須。
↓薬剤を葉に付きやすくするために、展着剤(ダイン)を規定量混ぜて使用している。
↓散布時は、葉裏や成長点など、噴霧器で念入りに吹き付けるようにしている。この対策を行ってからは、我が家ではハダニ被害はほとんどゼロになった。
※ハダニ対策に関しては、教えていただいた内容をもとに、僕が自分の考えで行っているだけですので、実行される場合はくれぐれも自己責任にて、各薬剤の用法、用量を守った上で宜しくお願いします。
<ネットで買えるもの>
・殺虫剤:ダニ太郎
・殺虫剤:バロックフロアブル
・殺虫剤:コロマイト乳剤
・展着剤:ダイン
その他、ディッキアの育て方に関する記事は、下記をご覧下さい。
毎度参考になります!ハダニ対策、気になってたとこでした。
ダニ太郎は持ってるので、他のも入手してローテーションやってみます。
参考にしていただけて嬉しいです。やっぱり美しい葉をキープしたいですよね♪