Dyckia(ディッキア)の種類について
ディッキアには、大きく分けると原種と交配種があります。原種は主に南米の地域に自生しており、交配種は、人工的な掛け合わせによって、各国の育種家さんによってかなりのパターンが作られており、現在でも増え続けています。
Dyckia(ディッキア)の原種
原種にはたくさんの種類があり、日本にはほとんど入ってきていないものも多くあります。ハイブリッドに比べると、パターンや色的には地味な物が多いですが、野性味や渋い魅力があり、特にマニアの方の中には、原種を収集する方が多くいます。
古くから親しまれているゴエリンギー、マルニエルラポストレイ、エステベシーなどが有名です。
↓ディッキア・ゴエリンギー:Dyckia goehringiiの一種
↓ディッキア・マルニエルラポストレイ:Dyckia marnier-lapostolleiの一種
↓ディッキア・エステベシー:Dyckia estevesiiの一種
Dyckia(ディッキア)の交配種
交配種はアメリカ人の育種家、故Bill Baker氏を筆頭に、Bryan Chan氏、Michael Kiehl氏などが作出した株が有名です。現在ではタイで最も盛んに交配が行われており、故Chanin氏、Sueb氏、Paradon氏、Otto氏、Q氏など、優れた育種家さんによって多くのハイブリッドが作出されています。日本国内でも実力のある育種家さんが増えてきていると思います。
園芸品種に関しては、国際ブロメリア協会(BSI:Bromeliad Society International)という組織があり、ディッキアを含めたブロメリアの園芸品種の登録機関となっています。登録された品種は、BCR(Bromeliad Cultivar Register)に掲載されます。ちなみに日本にも、日本ブロメリア協会という組織があり、ディッキアを含めたブロメリアの愛好家の方が多数在籍しています。
↓BSIにも登録されている、Bill Baker氏作出の、園芸品種の代名詞的ハイブリッド、ディッキア・ヘブンアンドヘル:Dyckia ‘Heaven and Hell’
↓比較的最近のハイブリッド、ディッキア・フジヤマ:Dyckia ‘Fujiyama’
↓園芸品種名の無いハイブリッド、ディッキア:Dyckia ‘Red and White’ x ‘Blanco’
Dyckia(ディッキア)育成株一覧
現在僕が育てている株の一覧です。原種、交配種(園芸品種)、交配種(名前無し)で分けていて、随時更新しています。
今後育ててみたいDyckia(ディッキア)たち一覧
まだまだ育ててみたい株がたくさんあるので、いつか手に入れたい株たちを一覧にしています。
よりわかりやすい説明方法があれば、どんどん更新していきたいと思います。
※2021年2月3日更新