Dyckia(ディッキア)の特徴について
ディッキアには、大きく分けると原種と交配種があります。原種は主に南米の地域に自生しており、交配種は、人工的な掛け合わせによって、各国の育種家さんによってかなりのパターンが作られており、現在でも増え続けています。
ディッキアに関して言うと、種類が違っても、性質的な部分はかなり似通っていて、ほぼ共通だと思います。ただ、見た目的な特徴の違いはかなりあると思います。ここでは、その点について書きたいと思います。生物学的な厳密な違いでは無く、僕の基準で、かつ僕なりの表現でざっと簡単に分けています。
<葉の展開方法>
ロゼット型:旋回して、放射状に葉が展開する。ほとんどのディッキアはこのタイプ。下の写真のディッキア・ソウフィッシュ:Dyckia ‘Sawfish’のように規則的になる品種もあれば、不規則に乱れるものもある。
扇型:1 本の茎から葉が1 枚ずつ左右に交互に生えて、扇を開いたような形になる。代表的な品種としては、下の写真のディッキア・エステベシー:Dyckia estevesiiや、ディッキア・ポッティオルム:Dyckia pottiorumなどがある。
<葉の太さや形状>
最もよく見る一般的なタイプ
葉に幅がある太葉タイプ
葉の幅が細いタイプ
葉がくるんとカールするタイプ
<鋸歯のパターン>
一つ一つの鋸歯が大型になるタイプ
鋸歯が細く細かいタイプ
鋸歯が大きな角度でフックするタイプ
ヒゲのようにビロビロな(?)形状になるタイプ
<色、ツヤ、トリコームのパターン>
葉にツヤが出るタイプ
トリコームが濃く、白くなるタイプ
葉の色が濃い紫~赤になるタイプ
葉の色が緑から黄緑になるタイプ
これらは一例で、他にも細かい特徴がたくさんあります。成長の段階や環境でも大きく変化することがあります。多くの株の中から、自分のお気に入りの特徴を見つけていくのも楽しいと思います。
※もっとわかりやすい特徴での分け方があれば、どんどん追記・変更していきたいと思います。
※2021年2月3日更新