ディッキアの育て方:冬期用簡易ビニール温室設置編
<はじめに>
みなさんご存知このタイプは、色んなメーカーさんが出されていると思います。低コストで手に入りやすく、組み立ても簡単なところが素晴らしいですね。僕自身も5~6台持っています。ただ、やはり真冬に0度近くまでなる地域で考えると、「ディッキア用に」これを冬期に屋外で使うのは無理があると思います。
このタイプには前面にジッパーが付いていて、しっかり閉じることができますが、それによって空気の流れがなくなるため、強く太陽が当たる場所では内部が暑くなりすぎ、また太陽に当たらない場所では冷蔵庫のようになってしまいます。ある程度の日当たりがある場所で、日中は多少前面を明けて空気が流れるようにし、夜はしっかり閉じておく、などの作業がしっかりできるという環境であればいけるかもしれませんが、なかなかそこまでできる方も少ないと思うので、結構リスクは高いと思います。
僕がオススメする方法は、室内、又は大きめの温室の中に、さらにこの簡易温室を入れることによって、内張り的な2重の防御で寒さから守る方法です(これはディッキアに詳しい方に教えていただいて、個人的に実践してみて、効果を実感しました)。
我が家の0.5坪の温室内に、簡易ビニール温室を3台設置した例。日当たりの悪い場所ですが、小型のヒーターのみで越冬できました。
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使用したヒーターは、昭和精機工業 パネルヒーター 250W(グリーンサーモZY-6A付)。
<組み立て>
今回は、室内越冬用に、新たに購入して設置してみたので、レビュー風に組みたてたいと思います。ネットで買うと、こんな感じで届きます。
中身です。これまでは緑しか見たこと無かったので、黒が新鮮です。
パイプはマットブラック。いいですね~
樹脂パーツも真っ黒。
当然金属ネットも黒。
しかしカバーが緑(笑)惜しい!なんかとっても惜しいw
さっそく組み立てます。樹脂パーツにパイプを挿して、
棚板部分を作ります。
次に棚板を上下に繋いでいきます。
どんどん繋げて、
4段になりました。屋根は三角になります。
三角のところに掛けるビニールのカバーが垂れないように、金属の渡し棒を付けます。
棚部分に金属ネットを渡して完成!
これにカバーをかぶせます。緑が惜しいwww
足の部分と、カバーの下のフチをヒモで結んで固定します。
ジッパーを下まで下げるとこんな感じです。
前面を開けたままにする場合は、このようにクルクル巻いて、ヒモで結びます。
全4段の内、1段のみは棚が一枚モノになっており、他3段分は中央で分割されていて、2枚で1段分になります。背が高い植物の場合に調整するためでしょうか。
実際にディッキアを入れてみました。中型の株で、1段6株というのが、余裕を持って置ける株数かなと思います。
最上段は、山型の分背が高くなっているので、背の高い株を入れることができます。ただ、デカい株は重いので、最上段に巨大株を集中させると、金属ネットが歪むかもしれません。
実際に部屋の角に置いてみました。今後はライト・ヒーター・サーキュレーターを追加して、パワーアップさせたいと思います。
<ネットで買えるもの>
・ビニール温室:ビニール温室棚 4段 OST2-04BK 黒 ←今回購入した黒のタイプです
・ヒーター&サーモ:昭和精機工業 パネルヒーター 250W(グリーンサーモZY-6A付)
・サーキュレーター:アイリスオーヤマ サーキュレーター
・植物用LED:500W LED植物成長ランプ
※育成に高性能LEDを使いたい場合のオススメ
・ボルクスジャパン GrassyLeDio(グラッシーレディオ) RX122 フレッシュ
その他、ディッキアの育て方に関する記事は、下記をご覧下さい。
以上、ディッキアの屋外用簡易ビニール温室の設置についてについて書いてみました!参考になれば幸いです。いい使い方が見つかったら、どんどん更新していきたいと思います。
※2020年10月30日更新