ディッキアの育て方:冬期用屋外温室(0.5坪)設置編
<はじめに>
2018年の秋、増えすぎたディッキアたちのために、屋外にも冬越しの設備を作ることにした。といってもそもそも本気のハウスを建てる予算も無いし、まともな庭も無い我が家では、0.5坪ほどのスペース確保が限界。いろいろ詳しい方に教えていただいて、大き目の簡易温室に、小型の簡易温室を入れることで、二重構造にして保温力を高める方法を採用することにした。
↓2018年10月末。まずは、0.5坪用の簡易温室を購入して組み上げる。ディッキアたちは、いったん移動してスペースを空けた。この移動だけで大変。。。腰が。。。
↓骨組みを組み上げていく。中には事前に組み上げた小型の温室をセット済み。台風等で飛ばないように、ロープやワイヤーを使ってタテ・ヨコ・斜め、天井を補強し、コンクリートブロックのウエイトもたくさん設置することにした。
↓ビニールをかぶせて、外側の温室の設置自体は完了。天井に夜間作業用の投光器型LEDを設置している。
↓翌日、内装の作業に入った。材料はほとんど100均で調達(笑)
↓床にスポンジマットを敷き詰める。これがあるだけで、保温性も、内部で作業するときの快適性もぐっと向上する。
↓サイド3面はすべて壁で囲まれているので、思い切って150cmくらいの高さまでアルミ保温シートを貼る。温室のフレームに巻くようにしてテープで固定。
↓スキマなく貼る。放射冷却の対策用に、床にも敷き詰める。
↓敷き詰めたら、小型の棚型簡易ビニール温室を設置する。コンクリートブロックは重し用。
外から見た様子。
↓あと2台、内部用の棚を作って、合計3台を設置。
↓完成して、入り口を閉じた状態。この時期、中はかなり温かくて快適。
↓休憩していたら、いつの間にか侵入者が!お前たち、ここで何を😨😨😨
実生苗をよしよししてなぎ倒してくる。。。
↓さらに翌日、購入したヒーターが届く。今回使用したのは、昭和精機工業 パネルヒーター 250W(グリーンサーモZY-6A付)。最初は100Wで試そうと思ったけど、この0.5坪サイズの温室だと弱そうだったので、250Wのタイプを購入。サーモ付で安心。
↓さっそく設置してみる。おお、温かい。この時はまだ外気温10度前後なので、すぐに20度まで温めてくれて快適。ビニールが触れたら溶けるくらいの熱さなので、そのあたりは気を付けて配置する必要がある。隅々までしっかり暖めたい場合は、サーキュレーターを併用した方がいいと思う。
↓左端に写っているのがサーモ。できるだけ対角線上に離して設置する。ビカクやティランジアも移動。
↓そして2018年12月。わかりにくいけど、外観。かなり寒くなってきたけど、簡易温室はちゃんと機能してくれている😄ただ、やはり心配だったので、この後ホームセンターで農業用ビニールを買ってきて、さらに内張りとして、内部にもう一重ビニールを張ってみた。
内部の様子。実生苗も育っている。
寒がりなMLの系統。
暖かいので、花芽を出すことも多い。
↓そして冬を越して2019年5月。この場所は日照条件が悪いけど、それでもいよいよ春の陽気で温度が上がってきたので、まずは内張りを取り外した。
動き始めた植物たちが水を欲しがるので、腰水で給水させる。
その後さらに小型温室のビニールも外した。
↓さらにその年の2019年11月。この温室での2回目の冬を迎えて、色々改善してみた。考えた結果、この年は緑のフレームの小型温室を3台とも外にだすことに。代わりに90cm幅で高さ180cmのメタルラックを2台設置して、収容量を上げることにした。
完成。メタルラック2台をL字型に組んで配置。この温室は、成長させずに維持することを目的として割り切っているので、ライトは作業用に投光器型LEDを設置しただけで、植物専用LEDは付けず、水はほぼ切った状態。
↓2020年7月。結局2019年の冬越し後は分解せず、ビニールを開いた状態で、夏も含めて通年ビニールハウスとして運用。みんな元気に育っている。
棚型の簡易ビニール温室の組み立て方も書いてみました
↓↓↓
<ネットで買えるもの>
・簡易温室:グリーンハウス G-5(0.5坪用) ※これを使用しましたが、もっと安いものもあります
・メタルラック:防サビ 幅91.5×奥行46×高さ178.5cm 5段 ポール径25mm EL25-90185
・ヒーター&サーモ:昭和精機工業 パネルヒーター 250W(グリーンサーモZY-6A付)
・アルミ保温シート:90×180cm ※100均でも近いものが手に入ります
・床用スポンジマット:約30×30cm ※100均でも近いものが手に入ります
その他、ディッキアの育て方に関する記事は、下記をご覧下さい。
※育成に高性能LEDを使いたい場合のオススメ
・ボルクスジャパン GrassyLeDio(グラッシーレディオ) RX122 フレッシュ