ディッキアの育て方:水やり編

ディッキアの水やりの方法や頻度等について、よく質問があるので、僕なりのやり方を書いてみました。色々な水遣りの方法や考え方があると思いますが、あくまで僕の環境で個人的にやっている内容ですので、参考程度にしていただければと思います。

 

ディッキアの育て方について

ディッキアの育て方

 

ディッキアの販売について

ディッキアの販売

 

<水やりの考え方>

僕は、ディッキアは基本的に水をかなり欲しがる植物だと思っている。実際、かなりたくさん、頻繁に水をあげている。ただ、それは根が活発に活動する時期で、調子のいい株の話であって、気温次第、コンディション次第になってくる。また、水やりにも方法が色々あるし、道具もある。そのあたりを順に説明していきたい。

 

<季節による水やりの違い>

僕は、鉢入りでしっかり根の張った株であれば、暖かい時期(名古屋市内で4月下旬~11月下旬くらいまで:気温が20度を越える時期)は、基本的には直射日光で育成している。春に室内から屋外へ移動する時や、購入直後の株は、半日陰くらいの環境から、数週間かけて徐々に太陽光に慣らした後で、直射日光が当たる環境に持って行くようにしている。この時期は、鉢底から流れ出るまでたっぷり水をあげるようにしている。僕は水やりが好きなので、どうしても水やり頻度が増加してしまうため、風通しがよくて直射が当たる場所に鉢を置き、用土もほぼ軽石と赤玉のみで、水捌けをかなり良くしている。

ディッキアの育て方:用土と肥料編

 

寒い時期(12月~4月上旬くらいまで)は、温室等があれば最高だが、無い場合は、室内に取り込んで、乾燥気味にして休眠させて冬を越すのがいいと思っている。この時期は生命維持のため、2~3週間に一度くらいの頻度で、表面を濡らすイメージの、浅い水やりをしている。
室内無加温(平均10度前後)で越冬させている様子↓

 

<上からの水やりか、腰水か>

ディッキアは基本的にとても強健種だが、根が弱点だと思う。未発根株、導入直後、植え替え直後、発根直後、調子を崩した株、子株など、根がしっかり活動していない状態(又は死んでしまっている状態、無い状態)の株は、成長点あたりに水が溜まった状態が長く続いたり、傷口から細菌が入ったりすると、腐って死んでしまうことがある。逆に、根がしっかり活動している株は、暑さ・寒さ・乾燥・湿度にもかなり強く、丈夫になる。

 

そのため、根がしっかり動いて元気な株たちは、直射日光を浴びせて、頭から思い切りジャバジャバと水やりをしている。逆に、根が動いているか怪しい株は、直射には当てず、トレーなどに水を溜めて、下から給水するようにしている(=腰水)。腰水の際は、ダコニール等を混ぜた殺菌水を使用し、根が動いてきて安定したのを確認してから、水やり方法を切り替えている。

ディッキアの育て方:腰水用グッズ編

 

↓室内で腰水管理中の株たち

 

鉢サイズが小さい場合も、用土が少なくて乾燥が速いため、直射には当てるが、腰水にすることが多い。

 

本当は、屋外の根が元気な株も、全部腰水にした方が手間が少なく確実に給水できて便利だと思う。ただ、僕は、下記の点を考えて、元気な株は上からの水やりにしている。

・蚊が苦手なので、屋外で腰水にして蚊が増えるのが嫌(笑)

・上から水を流して、鉢の中を水が通ることで、老廃物が鉢外へ流れ出るのを期待

・上から水を流して、葉に水を当てることで、ある程度、害虫(ハダニ等)を防ぐことを期待

(※もちろん、別でしっかり薬剤を使ったハダニ対策は行っている)
 

<水やりのタイミング>

水やりのタイミングは、暖かい時期は、用土の表面を見て乾燥していたらあげる、というのを基本にしている。ただ、正直僕はほぼ毎日、全株をチェックしているので、前日にあげた水の吸い具合や、葉の色、ツヤ、反りなどを見ながらあげるタイミングや量を考えている。

 

水をあげても葉の色が悪い場合は、腐りが出ている可能性がある。色は悪くないけど、ツヤが出ずに、葉がシワシワで元にもどらないときは、日光が強すぎて葉の水分の回復が追いついていない可能性があるので、遮光してあげた方がいい場合がある。一番多いのは、歯が谷折り状に反って赤くなるパターンで、この場合は日光が強すぎるか、何らかの原因で根がうまく水を吸っていない、いわゆる拗れた状態になっていることがある。

 

↓根があまり動いておらず、歯が谷折り状に反って赤くなった様子

 

特に、根が動いていない場合は、いくら水をあげても、太陽に当てても、栄養をあげても逆効果なので、日陰や室内に移動して腰水にして様子を見たり、しっかり根を暖めて(パネルヒーターなどで)、根を活動させる(又は再発根させる)ようにしている。

 

↓上の画像の株を、室内で腰水にして回復させて、根が活動してきた様子。水を吸った後は、葉の色、ツヤ、反り具合が違ってくる。

 

寒い時期に室内で水を切って管理する場合は、株の最下部(根の生えているあたり)が完全に乾燥しないように気をつけてば大丈夫だと思っているので、乾燥してきたら、表面にジュワーっと染みる感じで水をあげている。鉢底からギリギリこぼれないくらいのイメージ。

 

↓冬期室内管理中の株。用土表面はかなり乾燥している。この方法だと、下葉は枯れてしまうこともある。

 

 

<雨水について>

屋外管理の時期、雨水はやはり水道水よりも動きがいい気がするので、極力当てるようにしている。特に、梅雨の時期の雨や、台風のときの暖かい雨は、吸わせることで調子が良くなる気がする。

 

ただ、この時も、根が動いていない株を風通しの悪い場所に置いて雨ざらしにすると、腐ったりする。そのため、あくまで元気な株で、水はけの良い用土と風通しのいい置き場、という条件はクリアするようにしている。

 

<肥料や殺菌剤>

梅雨明け~11月くらいまでは、調子のいいディッキアは、太陽を浴び、たくさん光合成し、水をたくさん吸うので、水やりの際に2回に1回くらい、液体肥料を規定量混ぜて使っている。僕が使っているのは、市販のハイポネックス花工場など。あとは時々リキダス

 

 

 

調子の悪い株の腰水には、必ずダコニール等を混ぜた殺菌水を使用している。

 

<水やり道具>

僕は結構適当で、ペットボトルに入れた水をジャバジャバやったり、お風呂の手おけを使ったりもしてるんだけど(笑)、最近は、肥料水さしというジョウロを使っている。これが先が細くて、ディッキアの葉と葉の間から用土に直接給水できて、なかなか使いやすいし、無駄がない。ディッキアって成長してくると、葉が傘みたいになって、上からかけてもほとんど外にこぼれちゃう、みたいなことになるから、これは自分的にはヒット(園芸やってる方からすると、当たり前なのかもしれないけどw)。

 

ちなみに、先端の保護用のゴム(シリコン?)は捨てずに、付けたままにしている。先端は金属なので、葉に当たった時に傷がつかなくていいのと、鉢に触れたときにクッションになって、そこをつたってスムーズに水が流れていってくれる。

 

 


 

<おまけ>

子供たちにお手伝いしてもらう際には、樹脂の重いジョウロとか壊されそうで危険なので、ゾウさんジョウロを使っている。もちろん100均(笑)。でも意外と流れる水の量とか範囲は気に入っているw

 

 

<ネットで買える物>

・殺菌剤:ダコニール

・液体肥料:ハイポネックス花工場リキダス

・ジョウロ:肥料水さし

 

その他、ディッキアの育て方に関する記事は、下記をご覧下さい

>>ディッキアの育て方に関する記事一覧

 

以上、ディッキアの水遣りについて書いてみました!参考になれば幸いです。いいやり方が見つかったら、どんどん更新していきたいと思います。

※2021年2月4日更新

 


ディッキアの育て方

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2件のフィードバック

  1. こーの より:

    詳しい記事、本当に参考になります。色々な疑問が解決しました!早速ダコニール買ってやってみます。

    • nin-nin より:

      参考にしていただけて嬉しいです。育て方シリーズ、がんばってもっと充実させたいと思います。

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